Windows 11の22H2のパソコンの印刷時に、プリンタの選択やプロパティを変更するために「システムダイアログを使用して印刷...(Ctrl+Shit+P)」というリンクをクリックすると、「Win32アプリケーションから印刷しています」という画面が出るようになり、従来の印刷ダイアログ画面が表示されなくなりました。

win32_print_dialog_22h2_1.png

win32_print_dialog_22h2_3.png

●従来の印刷ダイアログ画面

win32_print_dialog_22h2_2.png

この「Win32アプリケーションから印刷しています」画面内の「その他の設定」というリンクをクリックすれば、選択中のプリンターのプロパティ画面を表示することができますが、「その他の設定」リンクが表示されないプリンターやデバイスもあったり、そもそも、「Win32アプリケーションから印刷しています」画面ではなく、従来の印刷ダイアログ画面を表示させたい方もいらっしゃるでしょう。

win32_print_dialog_22h2_4.png

そのような方は以下の操作を行うことで、「システムダイアログを使用して印刷...(Ctrl+Shit+P)」リンクのクリックで、従来の印刷ダイアログ画面を表示させることができるようになります。

1.レジストリエディタを起動します。

2.コンピューター\HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Print\UnifiedPrintDialog
に「PreferLegacyPrintDialog」をDWORDで新規作成し、値を 1 に設定します。

win32_print_dialog_22h2_5.png

以上です。
レジストリエディタの操作には十分ご注意を。

ぐっどらっこ。

※この現象は、さくらインターネットだけでなく、Xserverなどでも発生します。
さくらインターネットのレンタルサーバー上に作成したメールアカウントを、Windows上のOutook(365のデスクトップアプリ)にて、IMAPで使おうと設定をしたところ、

・Outlookの設定ウィザードから送信されたメールは受け取れる

のに、

・そのOutlook上の別アカウントやGmailから送信したメールを受信できない

という奇妙な現象に遭遇しました。
さくらのウェブメールから確認すると、メールは、たしかにサーバーに届いています。
それなのに、OutlookのIMAP設定では、何度「同期」を行っても受信できません。

原因は、ルートフォルダのパスの設定が空欄だったからでした。
さくらインターネットのレンサバでは、このフィールドに、明示的に「inbox」と指定する必要があるみたいです。
同じ現象でお悩みの方はお試しを。

sakura_outlook_imap.png

Amazonで売っている、CHUWIのHeroBook Pro 14.1インチ 日本語キーボードのノートパソコンです。

届いたものは、
・日本語キーボード
・CPU Celeron N4020
・Memory 8BG
・M.2 SSD 256GB
・Windows 11 Home
でした。

chuwi_herobook_pro_jp_001.jpg

初期設定時、Microsoftアカウントでのログインを強制されることもなく、問題なく完了。

初期設定後、しばらくは「サービスホスト:ローカルサービス」が猛烈にCPUを使い、そのせいで、動作が緩慢になりますが、しばらく放っておけば大人しくなり、動作に支障が無くなる程度になります。とはいえ、2コアのCeleron N4020なので、オフィスソフトの利用や、ブラウジング、YouTubeの閲覧、オンラインミーティング程度で使うのがおすすめです。

キーボードは日本語タイプです。「変換」「無変換」「カナ/かな/ローマ字」キーのレイアウトが変ですが、多くの人には支障はないと思われます。
私は「変換/無変換」に「IMEオフ」「カナ/かな/ローマ字」に「IMEオン」を設定して、ひらがなは fn+F6、カタカナは fn+F7、直接入力は fn+F10で使っています。
キーボード全体が、少しペコペコします。

chuwi_herobook_pro_jp_002.jpg

箱の中に黒い小さなプラスチックの部品が入っていますが、これは、M.2 SATA 2242タイプという長さの短いSSDを取り付けるときに使うもので、搭載されている2280タイプのSSDを使用する場合は不要です。

chuwi_herobook_pro_jp_004.jpeg

chuwi_herobook_pro_jp_003.jpg

買ってから数日ですが、バッテリーも長持ち(4~5時間)するし、重くないし、タッチパッドのフィーリングも悪くはないので、お安いノートパソコンをお探しの方や、学校の課題提出やオンライン授業で利用する程度であればおすすめの1台です。

ぐっどらっこ。

Windows 11をサポートしないシステム要件のパソコンに、Windows 11の21H2を入れて使っていましたが、2023年に入っても、22H2は降ってきません。(私がおばかだったようで、2023/1/26から自動更新開始!だそうです。だとしても、たぶん自動更新はされないのでしょう...)

要件を満たさないパソコンは、自動的にメジャーアップデートはできないようです。マイクロソフトさんの「いけず」。

21H2のサポート期限は2023年10月10日なので、まだしばらくは安全に利用できますが、22H2の新機能も試してみたいので、サクッとアップデートしてみました。
今のところは問題なく動いています。

以下、手順です。Windows 11 21H2のパソコン上で行います。

1.MS社のサイトから、Windows 11 22H2 の ISO をダウンロードします。

2.ネットワークを切断します。

3.ダウンロードした ISOイメージを右クリックして、「マウント」を選択します。

4.デスクトップあたりに 22h2(他の名前でもOKです) というフォルダを作成します。

5.エクスプローラを使って、マウントした仮想ドライブにアクセスして、全ファイルを選択しコピーします。このとき、あらかじめフォルダオプションで、「ファイル名拡張子を表示する」「隠しファイルを表示する」設定をしておいてください。

6.22h2フォルダへ移動し、5でコピーしたファイルを貼り付けます。

7.22h2フォルダの source フォルダに移動し、appraiserres.dll を appraiserres.dll.org にリネームし、続けて0バイトの appraiserres.dll を作成します。(カラのテキストファイルを作成し、appraiserres.dll にリネームすればよいです)

w11_22h2_2.png

7.22h2 フォルダ直下の setup.exe を実行します。もし、画面を進める過程で「アップデートをチェックする」的な質問があったら「しない」という趣旨の選択を行います。

以上の操作でアップデートが可能です。
良い子はまねしないでね。

w11_22h2_4.png

ぐっどらっこ。

さくらインターネットでホストしている独自ドメインのメールアドレスにて、突然、iPhoneのメールアプリで受信できなくなりました。
以下のように、画面の下部に「アカウントエラー」と表示されています。
表示されている「詳細」から進んだ「修復」では「メールを取得できません」となり、直りませんでした。

iphone_mail_error1.png

そういえば、このエラーが発生する数日前、さくらインターネットのレンタルサーバーのメンテナンスが行われたはずです。(さくらインターネットから来た以下のお知らせメールを見逃していたら、メンテナンスがあったことには気づかなかったかもしれません。)

【さくらのレンタルサーバ】新サーバーへの移設及び、OSアップデートメンテナンスのお知らせ
■作業内容
 利用中のサーバー環境を新サーバーへ移設
 OSを「FreeBSD 13」にバージョンアップ
 各種ソフトウェアのアップデート

今回は、さくらインターネットが、サーバーをまるごと移設したので、作業後はIPも変わっておらず、パソコンからは問題なくメールの送受信ができていたので、すぐにはiPhoneでの受信エラーに気づきませんでした。

さっそく対処に取りかかります。
まあ、パスワードを再設定すれば直るだろうくらいの軽い気持ちで臨んだのですが、結局、パスワードの再入力では改善しませんでした。
続けて、
・ホスト名の再指定
・ユーザー名の再指定
を試したのですが、直りませんでした。

以下で解決できたので、同現象でお困りの方はお試しください。

1.設定アプリ→メール→アカウント から該当のアカウントをタップ。

2.ページ下方の「詳細」をタップ。

3.「認証」をタップ。

iphone_mail_error2.png

4.「パスワード」をタップしてチェックオンにしてから、画面左上の「< 詳細」→次画面で左上の「< (アカウント名)」→次画面の右上の「完了」をタップすれば完了です。

続けて、手順2の画面で、「SMTP」を選び、3~4の操作を行った後、メールの受信、送信を試してみましょう。

なお、
iPhone上のメールデータが消えてもよいなら(サーバー上のデータは消えません)、アカウントを削除して、改めて「追加」するのでもOKです。

サーバーにおけるメールのアカウント名やパスワード、送受信サーバーのホスト名、ポート番号は、今回のメンテナンスにより変更する必要はないとのことでしたし、実際、パソコンの Thunderbird や Outlook では、設定変更せずに利用できました。
ただ、サーバーは物理的に変更になって、サーバーの各種ミドルウェアも変更になった可能性があり、認証に絡む部分で、iPhoneではそういった場合に、今回のように、「認証」にて、あえて「ひと手間」かけさせているのかもしれません。

ぐっどらっこ。

EdgeブラウザでPDFを印刷できない件

Edgeブラウザで開いたPDFを印刷できない現象が発生中です。

「合計:計算できません。」 はぁ? バージョン 109.0.1518.55 (公式ビルド) (64 ビット)。

edge_pdf1.png

そのうち、修正版がリリースされると思いますが、お急ぎの方は、以下をお試しください。

●どうしてもEdgeで印刷したい方

・印刷したいPDFをEdgeで開いた状態でCtrl+Shift+Pを同時に押す。
・プリンタ名を半角の英数に変更する←プリンターを共有している場合、影響がでるかもなので注意。

●なんでもいからとにかく印刷したい方

・Chromeなど、他のブラウザを使う。
・PDFを名前を付けて保存して、他のアプリで印刷。

edge.png

ぐっどらっこ。

今日、ブラウザに表示されたフィールドに文字を入力すると、入力した文字とは異なる文字が表示されるようになりました。昨日までは問題なかったのに。

これ、時々起こる「ESETあるある」です。

ESETは基本的にはウイルス対策ソフトですが、ESETには、インターネットバンキングを安全に使うための「インターネットバンキング保護」という機能があって、この中の「キーボード保護」という機能がオンになっていると、Windows Updateとかのタイミングで、この問題起こすことがあります。

そのうち、ESETが対応バージョンをリリースしてくれると思うのですが、それまで待てない人は、「キーボード保護」をオフにしましょう。
ESET バージョン16で、「キーボード保護」をオフにする方法は次のとおりです。

1.ESET Internet Securityの画面を開き、左サイドから「設定」をクリック、画面右で「ネットワーク保護」をクリックします。

eset_garbled_characters_1.png

2.「インターネットバンキング保護」の歯車アイコン→「設定」をクリックします。

eset_garbled_characters_2.png

3.「キーボード保護」をオフにして「OK」をクリックします。

eset_garbled_characters_3.png

「キーボード保護」をオフにしても直らないときは、一時的に★印の部分をオフにしてみましょう。

私にはいらないかな、「インターネットバンキング保護」機能。

ぐっどらっこ。

Mac の Ventura にて、Chrome でTVer を見ようとしたのですが、画面の真ん中のプレイアイコンをクリックすると、ぐるぐるアイコンが表示されます。
時々、思いついたように画像や音声が進み、いつの間にか、音声と画像が全く合わない状態(音声が先行)になりました。

tver.png

動画の再生は、見るに堪えないぐるぐるの連発です。(1~2分くらいぐるぐるで、その後10秒くらい再生が進む感じの繰り返し)

回線はWi-Fiですが、50Mbpsは出ているので問題ないと思います。
広告ブロッカーは使用しておらず、SafariやFirefoxでも同じ現象になります。

最終的に、Macを再起動したら、なにごともなかったかのようにスムーズに再生できるようになりました。
Mac、久しぶりの再起動だったかも。

ぐっどらっこ。

Chromeで、Yahooのトップページを表示したまま放置していたパソコンの画面が、突然真っ黒になり強烈なビープ音。
Ctrl+Alt+Delでタスクマネージャを起動して、Chromeを終了させた。

chrome_extension_and_ads_1.png

Chromeの拡張機能には「買い物ポケット」だけがあり(知らぬ間にインストール)、削除した。
ちなみに更新日は11/17だった。
「買い物ポケット」で表示される広告のとび先は start-api.jword.jp/redirect.php 。
ブラックアウト発生時は、パソコンの操作はしていない。
この拡張機能を使った、悪質な広告経由での手口なのだろうか。

上記は関係なく、原因はあるあるの、Chromeの通知スパムだった模様。
対策としては、
Chromeの3点アイコンから「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「通知」と進み、「通知の送信を許可するサイト」の中から、今回、スパム通知を行ったサイトを探し出して、その行の右端の3点アイコンをクリックし「削除」をクリックすれはOK。
(Windowsなら、通知をクリアしていなければ、通知の履歴で確認できるかも。)

関係ないかもしれないが、少し前から、ESETが、123w0w.comへの接続をブロックしていた。
123w0w.com は、すでに Chrome Safe Browsing が、Malicious と判定しているし、urlscan.io にも情報がちらほら。
123w0w.com からリダイレクトされる cdn4image.com というサイトも怪しい。

いろいろこわい。

chrome_extension_and_ads_2.png

ぐっどらっこ。

さくらインターネットのレンタルサーバーで、End of script output before headers というエラーが発生しました。
このエラーは「エラーログ」で確認できました。
クライアントの画面には「500 Internal Server Error」が表示されました。

cdn_2.png

アクセスログには、

xxxx.com /index.php xxxx.ocn.ne.jp - - [XX/Dec/2022:08:30:49 +0900] "GET / HTTP/1.1" 500 531 "-" "Mozilla/5.0 (iPhone; CPU ....

という感じの 500エラー が記録されていました。

普段のアクセス数ではこのようなエラーは起きないのですが、たまたまこの時、WordPressで作成したサイトのトップページに対して、1分間に200PVくらいのアクセスがあった模様で、さくらインターネットのレンタルサーバーで捌くのはちょっときびいしいかな...というような状況でした。
アクセス数が減った数分後には、再びトップページが表示できるようになりました。

この時、サーバー上の、このサイトを表示するためのHTTPDプロセスが、さくらのレンサバで設定(利用者は変更できない)されている「当該アカウントで利用可能なメモリの上限(2GB?)を超えてしまった」ようで、このサーバーに同居している他のユーザーに迷惑がかからないようにと、メモリ上限を超えたプロセスを、システムがKILL(KILLの条件はCPU負荷など他の理由もあります)していたようなのです。

さくらのレンサバやWPには、アクセス数が多くなった場合の対処としてできることがいくつかあります。
・さくらのレンサバの「リソースブースト」(同時接続数と転送量上限値を一定期間緩和する)
・WordPressのキャッシュプラグイン「WP Super Cache」(クイックインストールでWPをインストールすると導入される。有効化は手動で)

しかしながら、これらを行うと、WordPressがよりいっそう快適に動けるようになり、結局は「メモリの破綻」が発生してしまい、最後には「500 Internal Server Error」が発生してしまうような気がします。
要は、さくらのレンサバへのアクセス数を減らしてあげることが、最終的な解決策なのだと思います。
というわけで、結論としては、
 コンテンツブーストを使おう!
ということになるのではないかと思う次第です。

cdn_1.png

コンテンツブーストは、さくらインターネットが、「CDNを簡単に利用できるように」と提供してくれているサービスで、さくらのレンサバのプレミアムプラン以上のユーザーは、300GB/月まで無料で利用できます。
設定も簡単、ON/OFFもコンパネから簡単にできます。
スタンダードプラン以下のユーザーは、300GB/月で1100円/月です。
大量のアクセスをスマートに捌きたい場合は、コンテンツブーストを利用してみてはいかがでしょうか?

ただし、キャッシュサーバーですので、以下の点に注意してください。
・個人情報を配信するサーバーには不向き。(情報漏洩)
・ECサイトには不向き。(誤動作、情報漏洩)
・WordPressの予約公開には不向き。(時間差が発生する)

ぐっどらっこ。