SMSとMMSとEメール

SMSとMMSとEメールについてのざっくりとしたまとめです。
2012年12月現在。

●SMS(ショートメッセージサービス)
・アドレス体系  090xxxxxxxxなどの電話番号。
・特徴  即時性が高く、データサイズ極小。
・最大文字数  全角(日本語)で70文字くらい。
・料金  1通3.15円(無料のケースあり)くらい。送信側負担。
・その他
  ・ほぼリアルタイム。
  ・異なるキャリア間でも送受信可能。
  ・auではCメールとも呼ばれる。
  ・ウィルコム以外は海外キャリアとの送受信も可能。50円/通~。
  ・件名を指定すると送信エラーになる。添付ファイルもだめ。
  ・設定で3Gをオフにすると使えない。(auの場合、2012春までは、
    SMSなのにパケットを使っていたが、現在はデータ通信オフでもSMS
    ができるようになった)
  ・地震などの災害時には輻輳による影響を受け、受信しづらくなる。
  ・SMSの受信拒否設定。(キャリアにより、方式が違う)
    ドコモ http://www.nttdocomo.co.jp/info/spam_mail/measure/sms/
      全拒否も可能。
    au http://www.au.kddi.com/service/email/support/meiwaku/cmail/index.html
      全拒否するには、オペレーターにお願いする。157へ電話する。
    ソフトバンク http://mb.softbank.jp/mb/support/antispam/settings/indivisual/whiteblack/
      全拒否も可能。

●MMS(マルチメディアメッセージングサービス)
・アドレス体系  @ezweb.ne.jp、@softbank.ne.jp、@x.vodaphone.ne.jp
           ドコモにMMSはない(なのに国際MMSはある)。iモードメールは独自規格。
           auもiPhoneを扱うようになってからはじめた。
・特徴  即時性が高く、データサイズ中。
・最大文字数  上限はキャリアにより異なるが、1Mバイト超の送受信が可能。
・料金  データサイズ次第。受信側にも課金される。
・その他
  ・ほぼリアルタイム。
  ・異なるキャリア間でも送受信可能。
  ・受信のトリガにSMSを使っているため、携帯電話の設定で3G、
   データ通信共にオンの必要あり。
  ・日本国内のMMS的なサービスの実装はばらばら。MMSの部類には以下のものがある。
    ドコモ iモードメール、spモードメール
    au EZwebメール
    ソフトバンク S!メール(←純粋なMMS)
  ・件名、添付ファイルOK。
  ・地震などの災害時には輻輳による影響を受け、受信しづらくなる。

●Eメール
・アドレス体系  @xxxxx.xxxなどのパソコンでも使える、いわゆる
          インターネットメール。@i.softbank.jpはこの部類。
・特徴  即時性が高くなく、データサイズ大。
・最大文字数  Eメールの仕様というより、送受信時のキャリアの規制によって決まる場合が多い。
・料金  データサイズ次第。受信側にも課金される。
・その他
  ・リアルタイム性は端末の設定による。(基本は、端末からメールサーバーへ
    確認を行う間隔が即時性の尺度。15分間隔とか。)
  ・異なるキャリア間でも送受信可能。
  ・件名、添付ファイルOK。
  ・データ通信オン、または、Wi-Fiオンで利用可能。
  ・データ通信オンのみで利用できる。電話の輻輳の影響を受けない。

だいたいこんな感じだと思います。

余談ですが、
震災時、メール(多分、iモードメールやEZweb、S!メールのこと)が意外と
役に立たなかったという話を聞きます。
それよりTwitterだったと。
Twitterはデータ通信またはWi-Fiが使えれば利用できます。
上記のEメールも、そういう意味では役に立つのではないかと思います。